What's New 新着情報
2026.04.15
訪問歯科の対象になる人とは?対象者の条件と利用する際の注意点
通院したくても、病気や障がい、加齢に伴う体力の低下、介護の事情などによって歯医者へ行くことが難しい方は少なくありません。そのような場合の選択肢として訪問歯科がありますが、どのような方が対象になるのか、利用する際にどのような点へ気をつけるべきか迷うこともあるでしょう。今回は、訪問歯科の対象者の条件や利用する際の注意点、訪問歯科でできることとできないことについて、高槻の歯医者 高槻阪急診療所が解説します。
▼目次
1. 訪問歯科の対象者の条件
訪問歯科は、歯医者への通院が難しい方を対象に、ご自宅や施設などで歯科診療を受けられる仕組みです。誰でも希望すれば利用できるものではなく、通院の困難さや訪問できる範囲など、一定の条件をふまえて判断されます。
①自力での通院が難しいことが基本条件
訪問歯科は原則として、疾病や傷病などにより自力での通院が難しい方に対して行われます。歩行が難しい方や、車いすを利用している方、介助がないと外出が難しい方などが対象として検討されます。
➁高齢者に限らず幅広い世代が対象
訪問歯科は高齢の方が利用する印象を持たれやすいものの、年齢だけで決まるわけではありません。障がいや病気の影響で外出が難しい方、継続的な通院が生活上の大きな負担となる方も相談の対象になります。
③ご自宅や施設など、生活している場所で受ける診療が中心
訪問歯科は、ご自宅のほか、介護施設や入居施設など、患者さんが生活している場所で受ける診療です。日常生活の場で歯科診療を受けられるため、移動による体力的な負担を抑えながらお口の管理につなげやすくなります。
④原則として歯医者から半径16キロメートル以内が対象
訪問歯科の訪問先は、原則として歯医者から半径16キロメートル以内の在宅等に限られます。そのため、対象となる状態であっても、居住地によっては保険診療として利用できない場合があります。
訪問歯科の対象者は、単に高齢であることではなく、自力通院の難しさや訪問範囲などをふまえて判断されます。利用できるか迷う場合は、通院状況や生活環境を整理したうえで相談することが大切です。
2. 訪問歯科を利用する際の注意点
訪問歯科を利用する際は、通院が難しいかどうかだけでなく、訪問範囲や費用、診療前に共有しておきたい情報なども確認しておく必要があります。
①対象条件に当てはまるかを確認する
訪問歯科は、疾病や傷病などによって自力での通院が難しい方が対象です。単に通院が面倒という理由ではなく、移動の負担や介助の必要性など、継続的な通院が難しい状態かどうかを確認しておくことが重要です。
➁ご自宅や入居している施設が訪問範囲内か確認する
訪問歯科は、原則として歯医者から半径16キロメートル以内の在宅等が対象です。対象となる状態でも、ご自宅や入居している施設が範囲外であれば、保険診療としての利用が難しいことがあるため、事前確認が必要です。
③持病や服薬内容を共有する
訪問歯科では、お口の状態だけでなく、全身状態への配慮も重要です。持病や服薬内容、かかりつけ医の有無などは、処置内容の判断に関わることがあるため、ご家族や介護者も含めて正確に伝えることが求められます。
④気になる症状や困りごとを整理しておく
歯の痛み、歯ぐきの腫れ、入れ歯のずれ、食べにくさ、口腔ケアの難しさなど、気になることは事前に整理しておくと相談しやすくなります。
訪問歯科を利用する際は、対象条件や訪問範囲、費用の扱いを確認しながら準備を進めることが大切です。診療前に体調や症状を整理しておくことで、必要な歯科診療を受けやすくなります。
3. 訪問歯科でできること・できないこと
訪問歯科では、ご自宅や施設でも受けられる歯科診療があります。一方で、外来診療と同じ環境ではないため、すべての処置に対応できるわけではありません。
①むし歯や歯周病の確認、必要な治療ができる
訪問歯科では、むし歯や歯周病の状態を確認し、必要に応じた治療を行うことがあります。歯の痛みや歯ぐきの腫れなど、お口の症状を放置すると食事や会話に影響しやすいため、早めの対応が大切です。
➁入れ歯の調整や相談ができる
入れ歯が合わない、外れやすい、痛みがあるといった悩みも訪問歯科で相談される内容です。状態によっては調整や修理、作製の相談につながることがあり、食べやすさや会話のしやすさの維持に関わります。
③口腔ケアや日常管理の助言が受けられる
訪問歯科では、治療だけでなく、お口の清掃状態の確認や口腔ケアについての助言が行われることがあります。ご本人だけでなく、ご家族や介護者が日常のケア方法を確認する機会としても役立ちます。
④外来と同じ検査や処置がすべてできるわけではない
訪問歯科は限られた設備で行うため、外来診療と同じようにすべての検査や処置に対応できるとは限りません。お口の状態によっては、訪問診療での対応が難しく、別の医療機関での受診が必要になる場合もあります。
訪問歯科では、治療や入れ歯の相談、口腔ケアなどに対応できる一方で、設備や制度上の制限もあります。利用を考える際は、できることとできないことを理解したうえで相談することが重要です。
4. 高槻の歯医者 高槻阪急診療所の訪問歯科について
高槻の歯医者 高槻阪急診療所では、通院が困難な方を対象に、ご自宅や施設へ歯科医師・歯科衛生士が訪問し、外来診療に準じた歯科診療を行う訪問歯科に対応しています。
【高槻の歯医者 高槻阪急診療所の訪問歯科の特徴】
訪問歯科の特徴①:訪問診療専用機材を用いた対応
ポータブルユニットや訪問診療用の機材を使用し、ご自宅のベッドサイドや車椅子に座ったままでも、むし歯治療、入れ歯の調整、歯のクリーニングなどに対応しています。
訪問歯科の特徴②:口腔ケアを通じた健康管理のサポート
歯科衛生士による口腔ケアを行い、口腔内環境の管理を通じて、誤嚥性肺炎のリスク低減を目指します。あわせて、摂食嚥下機能の状態確認や日常生活での注意点についてのご案内も行っています。
訪問歯科の特徴③:地域での診療経験を活かした連携体制
高槻市で長年にわたり診療を行ってきた経験をもとに、医師、ケアマネジャー、介護スタッフなどの他職種と連携しながら、訪問歯科診療を行っています。高槻市内の広いエリアへの訪問に対応しています。
高槻周辺で訪問歯科をご検討のご家族やケアマネジャーの方は、お気軽にご相談ください。通院が難しい方の口腔管理を支える診療を大切にしています。
まとめ
訪問歯科は、疾病や傷病などによって自力での通院が難しい方を対象とした歯科診療です。原則として歯医者から半径16キロメートル以内が対象となり、範囲を超える場合は保険診療として扱えないことがあります。利用する際は、対象条件や訪問範囲、共有しておきたい体調や症状を確認しておくことが大切です。訪問歯科についてお悩みの方は、高槻の歯医者 高槻阪急診療所までお問い合わせください。
医療法人近森歯科高槻阪急診療所 理事長・院長 北郷 理恵
【経歴】
2000年:大阪歯科大学 卒業
2001年:大阪歯科大学附属病院 歯科臨床研修 修了
2004年:大阪歯科大学 歯科矯正学講座 研修医 修了
2007年:日本矯正歯科学会 認定医 取得
2007年:大阪歯科大学大学院 歯学研究科 修了(歯学博士)
2023年:医療法人近森歯科 理事長・院長就任